私たちについて

モシーモは、2012年に創業いたしました。

創業時は、ぬいぐるみの生産事業が主な事業でした。
ぬいぐるみは中国工場で生産されると、海を渡り、日本やアメリカのおもちゃ屋さんやテーマパークのお土産売り場で販売されます。売り場では、「かわいいね」と嬉しそうにぬいぐるみを抱きかかえるこどもと、その子を愛おしそうに見つめるご家族の姿がありました。

その一方で、当時中国のぬいぐるみ縫製工場では、児童労働が行われていました。おもちゃ屋さんでぬいぐるみを抱えて喜んでいる10歳程度のこどもたちと同じ年齢のこどもが、過酷な労働条件の下、ぬいぐるみ生産を強いられていた現実があったのです。わたしはこの現実を無視することができず、「業界を変え、社会の仕組みを変えるんだ」と児童労働反対の活動を行なって参りました。
今では、多くの企業が児童労働を行なっている工場への発注を行わないルールが浸透しています。

振り返ると、2012年創業時から不条理な状況を見るたび、居ても立ってもいられず「業界ごと変えるんだ」という強い意志を持って奮闘してきました。そうしているうちに、保育園運営、DX事業、育児支援事業、学習塾の運営と、展開する事業は多岐にわたり増え続けています。

目の前にある現実に対して、何か違和感を感じたり、おかしいと思ったことがあれば、未来をより良くするチャンスだと思っています。そんなチャンスを見逃さず、自分の意志に沿ってまっすぐ行動していると、引き寄せられるかのように同じ熱い想いを持った仲間が集まります。そうしてできた最高のチームから、社会に変革をもたらすほどの新たな価値や文化が生み出されるのだと実感しています。

こどもたちを取り巻く環境の良き変化は、彼らが大人になった20年後には、さらに多くの人に幸せをもたらすような大きな変化となっているはずです。

だから私たちは、「今、こどもたちにできることは何か？」と問い続け、未来をより良くする変化を起こせるよう、今後もモシーモスタッフ全員で取り組んでいきます。